HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の事で、人体の免疫細胞に寄生し、それを破壊するウイルスの事です。

HIV感染症は、HIVウイルス(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こるウイルス感染症です。
HIVウイルスに感染すると、ウイルスが体内の免疫細胞に寄生しながら増殖していくため、免疫細胞が徐々に破壊されていきます。
体内の免疫細胞が機能しなくなると、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症し、普段は感染しないような病原菌に対しても抵抗力を失うため、様々な病原菌に感染しやすくなり、重篤な症状を引き起こすようになります。



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HIVの抗体検査

 

一般的な抗体検査(血液中にHIVに対する抗体の有無を調べる検査)では、HIVに感染してから3~4週間経過すると、体内にHIVウイルスに対する抗体が検出できるようになります。

 

また、NAT検査(核酸増幅検査)の場合には、さらに高感度に検出する事ができますので、HIVに感染してから2~3週間経過すると、HIVの遺伝子を確認する事ができるようになります。


そのため、HIVに感染してから1ヶ月以上経過していれば、抗体検査によって感染の有無を調べる事ができます。


その時に陽性であれば、感染している可能性が高いと言えます。

 

しかし、感染していても、まだ体内に抗体ができる前のウィンドウ期(ウィンドウ・ピリオド)には、抗体検査をしても陰性となる可能性があります。

 

また、免疫抑制作剤(ステロイド剤)やホルモン剤(ピル)を服用している場合や、個人差などもありますので、HIVの抗体検査は、3ヶ月以上経過してからの検査が望ましいと考えられています。

HIVに感染しても、必ずAIDSを発症するとは限りません。
感染したまま放置していれば、3~10年のうちにAIDSを発症しますが、医療機関で適切な治療を受ければ、AIDSの発症を防ぐ事ができます。
日本は、先進国で唯一、HIVとAIDSの新規感染者が増加している国だと言われています。
HIVは、誰もが感染リスクのある身近な感染症です。
自分自身や大切なパートナーの健康を守るためには、一度はHIV検査を受けるようにしましょう。