HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の事で、人体の免疫細胞に寄生し、それを破壊するウイルスの事です。

HIV感染症は、HIVウイルス(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こるウイルス感染症です。
HIVウイルスに感染すると、ウイルスが体内の免疫細胞に寄生しながら増殖していくため、免疫細胞が徐々に破壊されていきます。
体内の免疫細胞が機能しなくなると、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症し、普段は感染しないような病原菌に対しても抵抗力を失うため、様々な病原菌に感染しやすくなり、重篤な症状を引き起こすようになります。



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HIVの原因

 

国内のHIV新規感染者の70%以上は、性行為によって感染が起こっていると言われています。

 

性行為は、膣性交(セックス)だけに限らず、口腔性交(オーラルセックス)や肛門性交(アナルセックス)でも感染は起こります。


また、感染者の口内に傷があり出血が起きている場合には、ディープキスによって感染が起こる可能性があります。

 

コンドームを使用しない膣性交(セックス)や口腔性交(オーラルセックス)は、精液や膣分泌液が直接粘膜に接するため、感染リスクが高くなります。

 

特に肛門性交(アナルセックス)は、女性の膣のような大量の分泌液が出ない上、膣と比べると粘膜が傷付きやすくなっており、直腸(大腸)粘膜が栄養を吸収する粘膜でもある事から、HIVの感染率が最も高いと言われています。

 

性行為以外でも、感染者が使用したカミソリや歯ブラシ、タオルなどに感染者の血液が付着している場合には、他の人にも感染する可能性があります。

HIVに感染しても、必ずAIDSを発症するとは限りません。
感染したまま放置していれば、3~10年のうちにAIDSを発症しますが、医療機関で適切な治療を受ければ、AIDSの発症を防ぐ事ができます。
日本は、先進国で唯一、HIVとAIDSの新規感染者が増加している国だと言われています。
HIVは、誰もが感染リスクのある身近な感染症です。
自分自身や大切なパートナーの健康を守るためには、一度はHIV検査を受けるようにしましょう。