HIVの検査
HIVの検査には、抗体検査、抗原抗体同時検査、NAT検査(核酸増幅検査)などがあります。
保健所や医療機関では、一般的に抗体検査がおこなわれています。
抗体検査は、5mlほど採血をして血液検査をおこないます。
採血した血液中にHIVウイルスに対する抗体が検出された場合には、陽性(プラス)となり、抗体が検出されなかった場合には、陰性(マイナス)となります。
HIVに感染した直後(ウィンドウ期)の検査で、まだ体内にHIVウイルスに対する抗体ができていない場合には、HIVに感染していても検査結果は陰性となります。
体内に抗体ができる時期には個人差がありますが、感染から3ヶ月以上経過していれば、確実な結果が出ると言われています。
しかし、HIVに感染してから3~4週間経過すると、体内にHIVウイルスに対する抗体が作られますので、1ヶ月以上経過していれば、その時点で抗体が検出される事もあり、陽性と確認できる場合もあります。
そのため、一人で深刻に考えるなどして、精神的に追い詰められている場合には、3ヶ月を待たずに早めの検査をおこなう事で、不安を解消できる場合もあります。
ただし、確実な結果は、感染から3ヶ月以上経過してからの検査と言われていますので、1~2ヶ月経過した時点で、たとえ陰性であっても、改めて3ヶ月以上経過してから再検査を受ける必要があります。