HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の事で、人体の免疫細胞に寄生し、それを破壊するウイルスの事です。

HIV感染症は、HIVウイルス(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こるウイルス感染症です。
HIVウイルスに感染すると、ウイルスが体内の免疫細胞に寄生しながら増殖していくため、免疫細胞が徐々に破壊されていきます。
体内の免疫細胞が機能しなくなると、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症し、普段は感染しないような病原菌に対しても抵抗力を失うため、様々な病原菌に感染しやすくなり、重篤な症状を引き起こすようになります。



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HIVの検査

 

HIVの検査には、抗体検査、抗原抗体同時検査、NAT検査(核酸増幅検査)などがあります。

 

保健所や医療機関では、一般的に抗体検査がおこなわれています。

 

抗体検査は、5mlほど採血をして血液検査をおこないます。

 

採血した血液中にHIVウイルスに対する抗体が検出された場合には、陽性(プラス)となり、抗体が検出されなかった場合には、陰性(マイナス)となります。

 

HIVに感染した直後(ウィンドウ期)の検査で、まだ体内にHIVウイルスに対する抗体ができていない場合には、HIVに感染していても検査結果は陰性となります。

 

体内に抗体ができる時期には個人差がありますが、感染から3ヶ月以上経過していれば、確実な結果が出ると言われています。

 

しかし、HIVに感染してから3~4週間経過すると、体内にHIVウイルスに対する抗体が作られますので、1ヶ月以上経過していれば、その時点で抗体が検出される事もあり、陽性と確認できる場合もあります。

 

そのため、一人で深刻に考えるなどして、精神的に追い詰められている場合には、3ヶ月を待たずに早めの検査をおこなう事で、不安を解消できる場合もあります。

 

ただし、確実な結果は、感染から3ヶ月以上経過してからの検査と言われていますので、1~2ヶ月経過した時点で、たとえ陰性であっても、改めて3ヶ月以上経過してから再検査を受ける必要があります。

HIVに感染しても、必ずAIDSを発症するとは限りません。
感染したまま放置していれば、3~10年のうちにAIDSを発症しますが、医療機関で適切な治療を受ければ、AIDSの発症を防ぐ事ができます。
日本は、先進国で唯一、HIVとAIDSの新規感染者が増加している国だと言われています。
HIVは、誰もが感染リスクのある身近な感染症です。
自分自身や大切なパートナーの健康を守るためには、一度はHIV検査を受けるようにしましょう。