HIVのウインドウ期
ウインドウ期は、ウインドウピリオド(window period)とも言い、HIVウイルスに感染した直後などで、まだ体内にHIVウイルスに対する抗体ができていない期間の事です。
この期間中は、たとえHIVウイルスに感染していても、HIVウイルスに対する抗体を検出する事ができないため、確実に検査をする事ができない期間とされています。
一般的には、HIVに感染してから3~4週間経過すると、体内にHIVウイルスに対する抗体が検出できるようになります。
しかし、体内で抗体を作る作用には個人差が大きく、免疫異常や栄養障害などの体質や、免疫抑制作剤(ステロイド剤)やホルモン剤(ピル)を常用している場合にも期間は異なってきます。
ウインドウ期に検査をしても、結果は偽陰性となりますので、決して正確ではありません。
そのため、確実な検査結果を得るには、感染したと思われる時期から3ヶ月以上経過してから、検査をおこなう事が好ましいとされています。